春のふしぎを科学する⑥ 「春一番」って何?どういう条件で起こるのか?
ニュースでよく聞く言葉があります。
➡「今日は春一番が吹きました」
なんとなく
「春に吹く強い風」
というイメージはあると思います。
でも実は、
➡ちゃんとした条件がある言葉
なのです。
今日はその正体を、理科でしっかり理解していきましょう。
春一番とは何か?
春一番とは、
➡春に初めて吹く強い南風
のことです。
ただし、これは単なるイメージではなく、
➡ 気象庁が決めた条件
があります。
春一番の3つの条件
春一番と認められるには、次の条件が必要です。
① 立春(2月初め)を過ぎていること
→ 春に入っている必要がある
② 強い風が吹くこと
→ 地域ごとに基準あり(風速など)
③ 南からの風であること
→ 暖かい空気が流れ込む
つまり、
➡ 「ただの強風」ではなく
➡ 「春を運んでくる風」
なのです。
なぜ南風なのか?
ここでポイントです。
なぜ南風なのでしょうか?
日本では、
➡ 南=暖かい空気
➡ 北=冷たい空気
という関係があります。
つまり南風が吹くということは、
➡ 暖かい空気が流れ込んできた
というサインです。
春一番が吹く仕組み
春一番は、
➡低気圧(ていきあつ)
と関係しています。
春になると、
➡ 日本の近くを低気圧が通る
ことが多くなります。
このとき、
➡ 南から暖かい空気が一気に流れ込む
➡ 気圧の差が大きくなる
➡ 強い風が吹く
これが春一番です。
実はちょっと危険な風
春一番は、
「春の訪れ」というイメージがありますが、
実は注意も必要です。
- ・強風による事故
- ・火事が広がりやすい
- ・花粉が一気に飛ぶ
などの影響があります。
つまり、
➡嬉しいけど油断できない風
でもあるのです。
春一番の後はどうなる?
面白いことに、
春一番が吹いたあと、
➡ また寒くなることがあります。
これは、
➡ 冷たい空気が戻ってくるため
です。
このような気温の変化を、
➡三寒四温(さんかんしおん)
といいます。
最後に(塾として伝えたいこと)
今回の内容は、
中学理科の
- ・気圧
- ・風
- ・天気の変化
につながっています。
理科は、
➡ 「言葉の意味」を理解するだけで
➡ 一気にできるようになる教科
です。
春一番のように、
ニュースで聞く言葉も
➡ 実はすべて理科で説明できる
のです。
次回予告
次回は
➡「なぜ春は気持ちが不安定になるのか?」
について解説します。
これは
➡ 心理 × 体の仕組み
が関係する、かなり面白いテーマです。

