集中力が続かない中学生に試したい“時間の使い方”とは?
【はじめに】
「机に向かっても5分で気が散る…」
「スマホを見たりぼーっとしたり、気づけば時間だけが過ぎている…」
中学生にとって“集中力が続かない”のは、よくある悩み。
でも、頭ごなしに「集中しなさい!」と言っても改善することはほとんどありません。
実は、集中できない原因の多くは“時間の使い方”にヒントがあります。
今回は、塾生たちが実際に効果を感じた、中学生の集中力を高めるための時間の使い方・工夫3選をご紹介します。
【集中力が続かない子にありがちな時間の使い方】
❌「勉強時間=長くやればいい」と思っている
→ダラダラやることで集中が切れ、「やったつもり」になるだけ。
❌スマホ・ゲームをすぐ手に取れる状態で勉強
→脳は“集中⇔快楽”の往復運動に疲れて、持続できない。
❌時間の区切りがなく、切り替えができない
→“今からやるぞ”という明確な始まりと終わりがないと、集中は生まれにくい。
【集中力が続く“時間の使い方”①:25分×5分のリズムをつくる】
▶ ポモドーロ・テクニック(集中25分+休憩5分)
人の集中力は平均25分が限界と言われています。
タイマーを使って「今は集中する時間」「次は休む時間」とリズムを明確に分けることで、集中が持続します。
◆ 活用法:
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・タイマーで25分セット→集中
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・5分の休憩では、軽く体を動かす・水を飲むだけ
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・これを1日3セットだけでもOK!
→「長時間やらなきゃ」よりも“集中と回復のセット”を作る方が学習効果◎
【集中力が続く“時間の使い方”②:「始めるスイッチ」を決める】
集中力の“鍵”は、「始める行動を自動化」することにあります。
◆ 例:
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・「タイマーをセットする」=スタートスイッチ
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・「机を整える」「スタンドライトをつける」=脳の切り替え合図
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・「BGMを消して、筆箱を開ける」なども◎
→“やる気”を待つのではなく、決まった動作で自動的にスイッチが入る仕組みをつくることが大切です。
【集中力が続く“時間の使い方”③:夜より“夕方〜夜ごはん前”に集中タイム】
中学生の集中力が高まりやすい時間帯は、16:00〜18:30ごろ。
夕食後は眠気・だらけモードになりやすく、深夜の勉強は非効率に。
◆ ポイント:
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・学校から帰宅後すぐにスマホやゲームは“10分だけ”と決める
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・そのあと、18時までの時間を“勝負タイム”として活用
→「夜型」よりも「早めにやる」ことで、気持ちにも余裕が生まれます。
【まとめ】
集中力は、根性や気合ではなく、時間の設計次第でグッと伸びるものです。
✅今日からできる3つの工夫
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1.「25分集中+5分休憩」のサイクルで脳を疲れさせない
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2.決まった“スタートスイッチ”で勉強を始めるクセをつける
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3.夕方〜夜ごはん前の時間を“ゴールデン集中タイム”にする
集中できる時間の使い方を身につけると、
「自分にもできた!」という自信も自然と育っていきます。