“やる気ゼロ”の休日を勉強モードに変える親のひと言
【はじめに】
「せっかくの休みなのに、ずっとゴロゴロ…」
「そろそろ勉強始めたら?と言っただけで不機嫌に…」
休日になると中学生はついダラけがち。
でも、無理に「勉強しなさい!」と声をかけると逆効果になることも多いですよね。
実は、子どもを勉強モードに乗せるには、たった一言の工夫で空気を変えることができるのです。
今回は、休日の“やる気ゼロ”状態から、自然と机に向かわせる親の魔法のひと言3選をご紹介します。
【なぜ休日はやる気が出ないのか?】
✅「時間がたっぷりある」と思うから先延ばし
→人は余裕があるほど後回しにしやすい心理があります。
✅「やる内容が決まっていない」から動けない
→勉強する気はあっても、「何からやればいいか分からない」と悩んでいることも。
✅「やる気が出てからやろう」と考えている
→実際は、“やり始めたらスイッチが入る”のが人間の特徴です。
【親が使える“魔法のひと言”①:「とりあえず10分だけやってみる?」】
いきなり「勉強しなさい!」と言われると身構えてしまいますが、
「10分だけ」と区切ることで心理的ハードルが一気に下がります。
◆ ポイント:
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・10分だけでも机に向かえば、自然と続くことが多い
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・もし10分で終わっても「やった」という達成感を褒めてあげる
【親が使える“魔法のひと言”②:「終わったら一緒におやつにしようか」】
“勉強後の楽しみ”を提示することで、
脳が「勉強=悪いこと」から「勉強のあとに良いことがある」と結び付けやすくなります。
◆ 例:
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・「英単語終わったら、今日のプリン食べようか」
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・「計算終わったら、近くまで散歩しようか」
→小さな“ごほうび設定”は子どものやる気に非常に効果的です。
【親が使える“魔法のひと言”③:「今は〇〇のチャンスかもね」】
“今やる意味”を前向きに言葉で示す方法です。
子どもは「損したくない心理」を刺激されると、意外と動きやすくなります。
◆ 例:
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・「今日ちょっとでもやっとけば、来週が楽になるよ」
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・「今なら静かだし、集中できそうだよ」
→“今やると得する”と思わせる工夫が効果的です。
【まとめ】
やる気ゼロの休日でも、
「言葉の選び方」を変えるだけで子どもの行動は驚くほど変わります。
✅親が使いたい3つのひと言
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1.「10分だけやってみる?」
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2.「終わったら〇〇しようか」
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3.「今はチャンスだよ」
無理にやらせるより、そっと背中を押して“やり始める流れ”をつくるのがコツです。