塾長ブログ

2025/06/17
勉強習慣,家庭学習,中学生の学習法,声かけ・接し方,やる気アップ

“やる気ゼロ”の休日を勉強モードに変える親のひと言

【はじめに】


「せっかくの休みなのに、ずっとゴロゴロ…」
「そろそろ勉強始めたら?と言っただけで不機嫌に…」


休日になると中学生はついダラけがち。
でも、無理に「勉強しなさい!」と声をかけると逆効果になることも多いですよね。


実は、子どもを勉強モードに乗せるには、たった一言の工夫で空気を変えることができるのです。


今回は、休日の“やる気ゼロ”状態から、自然と机に向かわせる親の魔法のひと言3選をご紹介します。



【なぜ休日はやる気が出ないのか?】


✅「時間がたっぷりある」と思うから先延ばし


→人は余裕があるほど後回しにしやすい心理があります。



✅「やる内容が決まっていない」から動けない


→勉強する気はあっても、「何からやればいいか分からない」と悩んでいることも。



✅「やる気が出てからやろう」と考えている


→実際は、“やり始めたらスイッチが入る”のが人間の特徴です。



【親が使える“魔法のひと言”①:「とりあえず10分だけやってみる?」】


いきなり「勉強しなさい!」と言われると身構えてしまいますが、
「10分だけ」と区切ることで心理的ハードルが一気に下がります。


◆ ポイント:

  • ・10分だけでも机に向かえば、自然と続くことが多い

  • ・もし10分で終わっても「やった」という達成感を褒めてあげる



【親が使える“魔法のひと言”②:「終わったら一緒におやつにしようか」】


“勉強後の楽しみ”を提示することで、
脳が「勉強=悪いこと」から「勉強のあとに良いことがある」と結び付けやすくなります。


◆ 例:

  • ・「英単語終わったら、今日のプリン食べようか」

  • ・「計算終わったら、近くまで散歩しようか」


小さな“ごほうび設定”は子どものやる気に非常に効果的です。



【親が使える“魔法のひと言”③:「今は〇〇のチャンスかもね」】


“今やる意味”を前向きに言葉で示す方法です。
子どもは「損したくない心理」を刺激されると、意外と動きやすくなります。


◆ 例:

  • ・「今日ちょっとでもやっとけば、来週が楽になるよ」

  • ・「今なら静かだし、集中できそうだよ」


“今やると得する”と思わせる工夫が効果的です。



【まとめ】


やる気ゼロの休日でも、
「言葉の選び方」を変えるだけで子どもの行動は驚くほど変わります。


✅親が使いたい3つのひと言

  1. 1.「10分だけやってみる?」

  2. 2.「終わったら〇〇しようか」

  3. 3.「今はチャンスだよ」


無理にやらせるより、そっと背中を押して“やり始める流れ”をつくるのがコツです。

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