音が先か、振動が先か? ~「なんで?」から始める身近な科学~
はじめに:「音」って何だろう?
みんなが毎日聞いている「音」。
✅ 音楽
✅ 友だちの声
✅ 鳥の鳴き声
でも、そもそも「音」ってなんだろう?
① 音はどうやって生まれる?
✅ 手をたたくと「パン!」と音がする
✅ 太鼓をたたくと「ドン!」と鳴る
でもこのとき、何が起こってるの?
実はものが震える(振動する)んだ。
② 振動が空気を動かす
✅ 振動したものは周りの空気を押す
✅ 空気の波が広がる
✅ その波が耳まで届く
だから耳は「空気の波=振動」をキャッチして「音」として感じる。
③ じゃあ「音」は耳が作ってる?
ここでちょっと不思議なこと。
✅ 振動はある
✅ でも誰も聞かなかったら「音」はない?
例えば、誰もいない森で木が倒れても「音」はあるの?
④ 「振動が先?音が先?」を考えてみよう
✅ ものが振動する → 空気を動かす → 耳がその波を感じる → 音として認識
つまり…
✅ 振動が先
✅ 音は「感じた結果」
⑤ 音って「感じるもの」?
✅ 音は耳で聞くもの
✅ 脳で「これは音だ!」と理解するもの
だから、振動は物理的な現象だけど、音は人が「感じる」ものとも言える。
⑥ 振動があっても音じゃないことも?
✅ 犬が聞こえる高い音、人には聞こえない
✅ コウモリの超音波も人間には「音」に感じない
振動はあっても「音になるか」は相手次第。
⑦ こんな問いかけをしてみよう
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・「音って何?」
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・「振動がなかったら音はある?」
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・「音は耳で作ってるの?」
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・「人によって音は変わるのかな?」
親子や友だちと話してみると、いろんな考えが出てくるよ。
おわりに:あなたはどう思う?
「音が先か、振動が先か?」
この問いに「絶対の正解」はありません。
でも「振動があってこそ音が生まれる」
「音は人が感じて初めて音になる」
そんなことを考えると、普段聞こえる音も、ちょっと不思議に思えてきませんか?
ぜひ、この問いをきっかけに
✅ 自分はどう思う?
✅ 友だちはどう考える?
を話してみてください。