読書感想文の書き方がわからない人へ|あらすじだけで終わらせないコツ
「読書感想文って、どう書くの…?」
夏休みの宿題の中でも「一番イヤかも…」という声が多いのが読書感想文。
本を読んでも、どうやって書いたらいいのかわからない。
結局、本の中からあらすじを写して終わり…なんてこと、ありませんか?
でも大丈夫!
今回は「あらすじだけ」にならない読書感想文の書き方のコツをわかりやすく紹介します。
ステップ①:本を読んだ後に「気になったところ」にしるしをつけよう
まずは、本を読んでみてください。
全部読まなくても、印象に残ったところ・心が動いた場面にふせんや線を引いてみましょう。
たとえば、
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・主人公が怒ったときのセリフ
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・感動した場面
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・「えっ?」と思った出来事 など。
そこがあなたの「感想文のタネ」になります。
ステップ②:「なぜそう思ったのか?」を自分に聞いてみよう
気になった場面があったら、こう考えてみてください:
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・なんでこの場面が印象に残ったのかな?
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・自分も同じことをされたらどう思う?
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・自分なら同じことができる?できない?
この「なんで?」があるだけで、あらすじじゃなくあなたの考えになります!
ステップ③:書く順番は「①本の紹介 → ②心が動いた場面 → ③自分の考え」
読書感想文って、「全部の内容をまとめる」必要はありません。
たった1つの場面でOK!
書きやすい順番はこれです:
✅ ① 本の紹介(2~3行)
例:「〇〇」は、主人公の□□がある出来事を通して成長する物語です。
✅ ② 印象に残った場面と理由(3~5行)
例:わたしが一番心に残ったのは、□□が○○に勇気を出して立ち向かう場面です。読んでいてドキドキしました。
✅ ③ 自分だったら?そこから考えたこと(5行以上)
例:もし自分だったら、そんなふうにできるかな?と考えました。私はふだん勇気が出せないときもあるけど、この本を読んで少しがんばってみたいと思いました。
たったこれだけでも、立派な感想文になります!
ステップ④:「うまく書こう」と思わないでOK!
感想文は、上手な作文ではなく、あなたがどう思ったかを書くもの。
言葉がくずれていても、短くても、正直な気持ちが書かれていれば大丈夫。
「正しい日本語じゃないとダメ」なんてことはありません。
ステップ⑤:どうしても書けない人は「話す」から始めよう
「やっぱり手が止まる…」という人は、誰かに話してみるのがおすすめ。
「この本ね、ここがちょっと怖かった」
「この主人公、ちょっと自分に似てると思った」
話しているうちに、自分の考えが見えてきます。
それをそのまま書けばいいんです。
おわりに:あなたの感想が、一番おもしろい!
読書感想文って、答えが1つじゃないからこそ、あなたの言葉でいいんです。
あらすじじゃなく、「自分がどう感じたか」にフォーカスしてみてください。
「正解」よりも、「あなたの気づき」がいちばん大切です。