塾長ブログ

2025/07/22
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読書感想文の書き方がわからない人へ|あらすじだけで終わらせないコツ

「読書感想文って、どう書くの…?」


夏休みの宿題の中でも「一番イヤかも…」という声が多いのが読書感想文
本を読んでも、どうやって書いたらいいのかわからない。
結局、本の中からあらすじを写して終わり…なんてこと、ありませんか?


でも大丈夫!
今回は「あらすじだけ」にならない読書感想文の書き方のコツをわかりやすく紹介します。



ステップ①:本を読んだ後に「気になったところ」にしるしをつけよう


まずは、本を読んでみてください。
全部読まなくても、印象に残ったところ・心が動いた場面にふせんや線を引いてみましょう。


たとえば、

  • ・主人公が怒ったときのセリフ

  • ・感動した場面

  • ・「えっ?」と思った出来事 など。


そこがあなたの「感想文のタネ」になります。



ステップ②:「なぜそう思ったのか?」を自分に聞いてみよう


気になった場面があったら、こう考えてみてください:

  • ・なんでこの場面が印象に残ったのかな?

  • ・自分も同じことをされたらどう思う?

  • ・自分なら同じことができる?できない?


この「なんで?」があるだけで、あらすじじゃなくあなたの考えになります!



ステップ③:書く順番は「①本の紹介 → ②心が動いた場面 → ③自分の考え」


読書感想文って、「全部の内容をまとめる」必要はありません。
たった1つの場面でOK!


書きやすい順番はこれです:


① 本の紹介(2~3行)


 例:「〇〇」は、主人公の□□がある出来事を通して成長する物語です。


② 印象に残った場面と理由(3~5行)


 例:わたしが一番心に残ったのは、□□が○○に勇気を出して立ち向かう場面です。読んでいてドキドキしました。


③ 自分だったら?そこから考えたこと(5行以上)


 例:もし自分だったら、そんなふうにできるかな?と考えました。私はふだん勇気が出せないときもあるけど、この本を読んで少しがんばってみたいと思いました。



たったこれだけでも、立派な感想文になります!



ステップ④:「うまく書こう」と思わないでOK!


感想文は、上手な作文ではなく、あなたがどう思ったかを書くもの
言葉がくずれていても、短くても、正直な気持ちが書かれていれば大丈夫。


「正しい日本語じゃないとダメ」なんてことはありません。



ステップ⑤:どうしても書けない人は「話す」から始めよう


「やっぱり手が止まる…」という人は、誰かに話してみるのがおすすめ。


「この本ね、ここがちょっと怖かった」
「この主人公、ちょっと自分に似てると思った」


話しているうちに、自分の考えが見えてきます。


それをそのまま書けばいいんです。



おわりに:あなたの感想が、一番おもしろい!


読書感想文って、答えが1つじゃないからこそ、あなたの言葉でいいんです。
あらすじじゃなく、「自分がどう感じたか」にフォーカスしてみてください。


「正解」よりも、「あなたの気づき」がいちばん大切です。

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