塾長ブログ

2025/10/17
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国会って何してるの?ニュースでよく聞く“解散”や“法案”の意味

ニュースで「国会が始まりました」「衆議院が解散されました」などと聞いたことはありますよね。
でも実際、「国会って何をしているの?」と聞かれると、説明できる人は少ないかもしれません。


今回は、国会のしくみと、ニュースでよく出る「解散」や「法案」といった言葉を、わかりやすく整理してみましょう。



1. 国会は“国のルールを決める場所”


国会は、日本の政治の中心です。
国の法律(ルール)を作ったり、予算を決めたりする「国の会議場」です。


つまり、国会=国の話し合いの場
学校で言えば、「生徒会議」や「学級会」のようなものです。



2. 国会は「二つの部屋」に分かれている


国会には、次の2つのグループがあります↓

  • ・衆議院(しゅうぎいん):国民の意見をすぐに反映しやすい

  • ・参議院(さんぎいん):時間をかけて慎重に議論する


この2つを合わせて「二院制」といいます。
同じ内容の法案を、衆議院と参議院の両方で話し合って決めるのです。



3. “法案”ってなに?


「法案」とは、「新しい法律をつくりたい」「このルールを変えたい」という“案”のこと。


提出するのは主に3つのグループです。

  • ・政府(内閣)

  • ・議員(国会議員)

  • ・時には国民の声から生まれることも


法案が衆議院と参議院の両方で可決されると、それが「法律」として決まります。



4. “解散”ってなに?


ニュースでよく聞く「衆議院の解散」とは、
衆議院議員を一度全員辞めさせて、国民が改めて選び直すことです。


なぜそんなことをするのか?
それは、「国民の意見が変わったかもしれない」ときに、もう一度信任を確かめるため。
いわば「政治のリセットボタン」なのです。



5. 国会が止まると、社会も止まる


もし国会が開かれなかったら――

  • ・新しい法律が作れない

  • ・予算が決まらない

  • ・国の運営がストップ


国会はまさに「日本を動かすエンジン」です。
だからこそ、国会での議論はとても大切なのです。



まとめ


  • ・国会は「国のルールを話し合って決める場所」

  • ・法案は「新しいルールの提案」

  • ・解散は「国民にもう一度決めてもらう仕組み」


ニュースの“国会”は、遠い場所の話ではなく、私たちの生活の土台を作る場。
仕組みを知ると、政治がぐっと身近に感じられるはずです。

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