国会って何してるの?ニュースでよく聞く“解散”や“法案”の意味
ニュースで「国会が始まりました」「衆議院が解散されました」などと聞いたことはありますよね。
でも実際、「国会って何をしているの?」と聞かれると、説明できる人は少ないかもしれません。
今回は、国会のしくみと、ニュースでよく出る「解散」や「法案」といった言葉を、わかりやすく整理してみましょう。
1. 国会は“国のルールを決める場所”
国会は、日本の政治の中心です。
国の法律(ルール)を作ったり、予算を決めたりする「国の会議場」です。
つまり、国会=国の話し合いの場。
学校で言えば、「生徒会議」や「学級会」のようなものです。
2. 国会は「二つの部屋」に分かれている
国会には、次の2つのグループがあります↓
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・衆議院(しゅうぎいん):国民の意見をすぐに反映しやすい
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・参議院(さんぎいん):時間をかけて慎重に議論する
この2つを合わせて「二院制」といいます。
同じ内容の法案を、衆議院と参議院の両方で話し合って決めるのです。
3. “法案”ってなに?
「法案」とは、「新しい法律をつくりたい」「このルールを変えたい」という“案”のこと。
提出するのは主に3つのグループです。
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・政府(内閣)
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・議員(国会議員)
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・時には国民の声から生まれることも
法案が衆議院と参議院の両方で可決されると、それが「法律」として決まります。
4. “解散”ってなに?
ニュースでよく聞く「衆議院の解散」とは、
衆議院議員を一度全員辞めさせて、国民が改めて選び直すことです。
なぜそんなことをするのか?
それは、「国民の意見が変わったかもしれない」ときに、もう一度信任を確かめるため。
いわば「政治のリセットボタン」なのです。
5. 国会が止まると、社会も止まる
もし国会が開かれなかったら――
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・新しい法律が作れない
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・予算が決まらない
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・国の運営がストップ
国会はまさに「日本を動かすエンジン」です。
だからこそ、国会での議論はとても大切なのです。
まとめ
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・国会は「国のルールを話し合って決める場所」
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・法案は「新しいルールの提案」
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・解散は「国民にもう一度決めてもらう仕組み」
ニュースの“国会”は、遠い場所の話ではなく、私たちの生活の土台を作る場。
仕組みを知ると、政治がぐっと身近に感じられるはずです。