塾長ブログ

2025/10/21
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AI・ロボット時代に変わる“仕事”と“お金”の未来

ここ数年、ニュースやSNSでよく聞く「AI(人工知能)」や「ロボット」。
最近では、文章を書くAIや、接客・自動運転など、私たちの生活のすぐそばにまで広がっています。


でもこのAIの進化は、「便利になった!」だけでは終わりません。
これからの社会では、働き方やお金の流れそのものが変わっていくのです。



1. AIができる仕事、できない仕事


AIが得意なのは、「決まったことを正確に、素早くこなす」仕事です。


たとえば…

  • ・レジや倉庫の仕分けなどの自動化

  • ・データ分析や翻訳

  • ・工場での生産ラインの管理


一方で、AIが苦手なのは、「人の気持ちをくみ取る」仕事。
たとえば、先生、看護師、カウンセラー、デザイナーなど、
人とのつながりや創造力が必要な仕事は、人間にしかできません。



2. AIが広がると仕事は減るの?


AIが仕事を奪う、というニュースを見たことがあるかもしれません。
確かに、一部の単純作業はAIに置き換えられます。


でもその一方で、AIを使いこなす新しい仕事もどんどん生まれています。


  • ・AIを設計・管理するエンジニア

  • ・データを分析して社会に活かす仕事

  • ・AIを教育・医療・環境問題に応用する専門家


つまり、「AIが働く社会」では、AIと協力できる人が求められるようになるのです。



3. “お金の流れ”も変わっていく


AIが仕事を効率化すると、企業の生産性が上がります。
すると、次のような連鎖が生まれます↓


◎ 企業の利益が増える → ◎ 新しい技術やサービスに投資
→ ◎ 新しい職業が生まれる → ◎ 社会全体の経済が動く


一方で、AIに任せすぎると人の仕事が減り、収入の差が広がる危険もあります。
そこで今、世界で議論されているのが「ベーシックインカム(最低限の生活資金を全員に支給する仕組み)」など、新しいお金の考え方です。



4. 若い世代が考えてほしいこと


AI時代に生きるみなさんにとって大事なのは、
「AIにできないことを伸ばす」こと。


  • ・相手の気持ちを考える力

  • ・自分で考え、表現する力

  • ・チームで協力して解決する力


これらはAIにはマネできません。
つまり、AI時代ほど「人間らしさ」が価値になるのです。



まとめ


  • ・AIは便利なだけでなく、社会の仕組みを変える存在

  • ・なくなる仕事もあれば、新しく生まれる仕事もある

  • ・大切なのは、AIにできない「人間の強み」を育てること


AIが広がる未来は“奪われる時代”ではなく、“協力する時代”。
社会の変化を怖がるのではなく、前向きに活かす視点を持っていきましょう。

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