集中力が切れるのは脳のせい?“注意の限界”を知れば集中が続く!
「よし、勉強しよう!」と机に向かったのに、
5分後にはスマホを見ていたり、ペンをクルクル回していたり……。
実はそれ、意志が弱いからではなく、脳の仕組みなんです!
■ 脳の集中力は“電池”のようなもの
脳の集中力は、スマホのバッテリーのように少しずつ消耗します。
しかも、ずっとフルパワーでは動けません。
脳科学的には、集中力が持つ時間は15〜20分が限界といわれています。
つまり、長時間ダラダラ続けるよりも、
短く集中+休憩のサイクルのほうが効率がいいんです。
■ 「ポモドーロ法」で集中をコントロール!
集中が苦手な人におすすめなのが、「ポモドーロ・テクニック」。
名前はイタリア語で“トマト”のことですが、内容はシンプルです。
1️⃣ 25分集中する
2️⃣ 5分休む
3️⃣ これを4セット繰り返したら、長めに15分休む
この「区切り学習」を続けると、
脳が“時間の見通し”を立てられるようになり、集中が長続きします。
■ 脳が“集中モード”になるまでの3分間
勉強を始めてすぐは、脳がまだ「集中モード」に入っていません。
でも、始めてから約3分経つと、脳がギアチェンジを始めます。
つまり、「最初の3分を乗り越えられるか」が勝負!
気が乗らなくても、とりあえず机に向かうだけでOKです。
それだけで脳は「やるモード」に切り替わります。
■ 休憩は“だらける”時間じゃない
休憩のときにスマホを触ると、脳が再び情報で疲れてしまいます。
おすすめの休憩方法は次の3つ↓
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・目を閉じて深呼吸を3回
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・軽く体を伸ばす
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・水を飲む
これだけで脳の血流が回復し、次の集中時間がぐっと伸びます。
◆ 保護者の方へ
お子さんが集中を切らしていても、「ちゃんとやりなさい!」ではなく、
「5分だけ集中しよう」と短い目標に切り替える声かけが効果的です。
「区切ってやる=サボり」ではなく、
脳を長持ちさせる“科学的な戦略”なんです。
■ まとめ
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・集中力の限界は15〜20分
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・「短く集中+休憩」で脳をリフレッシュ
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・始めの3分を乗り越えると脳がやる気モードに!
集中は「根性」ではなく「リズム」でつくる。
脳を理解して、勉強時間をもっと“使える時間”に変えよう!

