塾長ブログ

2025/10/29
勉強習慣,中学生の学習法,習慣化,声かけ・接し方,やる気アップ

“やる気が続く人”の脳習慣!1日10分の行動が未来を変える

「やる気が出ても、続かないんだよなぁ…」
そんな声をよく聞きます。


実は、“やる気を出す”ことよりも、“やる気を続ける”ことの方がずっと難しいんです。
でも、脳の仕組みを知れば、続ける力は誰でも身につけられます!



■ 続かないのは「意志の弱さ」ではなく「脳のクセ」


脳は“変化を嫌う”生き物です。
新しいことを始めると、エネルギーをたくさん使うため、
「めんどくさい」「明日でいいか」とブレーキをかけようとします。


でも、それを“小さく続けることで慣らす”のがコツ!
続けるうちに脳が「これが日常なんだな」と覚え、
やがて自然に動けるようになります。


つまり、習慣化=脳の省エネ化なんです。



■ やる気を続ける「10分ルール」


どんなにやる気がなくても、「とりあえず10分だけやる」と決めてみましょう。


10分たつころには、脳の中でドーパミンが分泌され、
「もうちょっとやってみようかな」という気持ちが出てきます。


実際に多くの人が、「始めるのが一番大変」と感じるのは、
脳がまだ“動くモード”に切り替わっていないからです。


行動が先、やる気は後!
10分でいいから、動いてみることが継続の第一歩です。



■ 続ける人がやっている“脳の使い方”


1️⃣ 記録をつける(見える化)
 → 続いている実感が脳に“達成感”を与える。

2️⃣ ごほうびを決める
 → 「1週間続けたら好きなデザート」などで報酬回路を刺激。

3️⃣ 同じ時間・同じ場所でやる
 → 脳が自動的にスイッチを入れてくれる。


「やる気のある人」ではなく、「やる気を出す仕組みを作っている人」こそが続けられる人なんです。



■ 1日10分が未来を変える理由


脳科学では、「小さな積み重ね」が最も大きな変化を生むことがわかっています。


毎日10分の英単語暗記でも、1か月で5時間、
半年で30時間以上になります。


「どうせ少しだから」とやらない人と、
「少しでもやる」と動く人――
半年後、差は歴然です。



◆ 保護者の方へ


お子さんの“継続力”を育てるには、
「できた?」よりも「今日も続けてるね!」という声かけが効果的です。


結果より“続けていること”を評価すると、
脳の報酬回路が活性化し、自然にやる気が育ちます。



■ まとめ


  • ・続かないのは脳のせい。小さく続ければ脳が慣れる

  • ・「10分だけやる」でやる気スイッチが入る

  • ・続ける人は、“やる気の仕組み”を作っている人


やる気は天才の才能ではなく、習慣の才能。
今日の10分が、未来のあなたを作ります。

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