塾長ブログ

2025/12/05
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塾や参考書だけでは英語が伸びない本当の理由

◆英語で悩むすべての子へ

Day4:塾や参考書だけでは英語が伸びない本当の理由


●「塾に行ってるのに伸びない…」


「参考書も新しいの買ったのに…」
「家では一応やってるのに…」


それでも英語が伸びない子が必ずいます。


でもこれは、
やる気がないからでも、才能がないからでもありません。


実は――
塾や参考書の仕組みそのものが、
英語の“本当に必要な部分”を補えていないのです。


これは業界の裏側を知る教育者にしか言えない話です。



●【理由①】英語は“授業を聞くだけで伸びる教科”ではない


数学は…


授業で理解 → 問題を解く → 点が上がる


という流れが成立します。


しかし英語は違う。


英語は、
知識 → 思い出す → 使う
の3段階が必要な教科


授業で知識を得ても、
家で思い出して使わないと定着しない。


つまり、
授業だけでは完成しない教科なんです。



●【理由②】塾や学校は“全員一律”で進む


授業は全員同じスピードで進むため、


  • ・もう理解している子

  • ・つまずいている子

  • ・その日は疲れている子

  • ・家で復習してこなかった子


みんな同じ時間を受けます。


だからどうしても置き去りが出る。


英語は“積み重ね型”の教科なので、
ほんの少しの理解のズレでも、
後でとてつもなく大きな差になります。



●【理由③】英語の弱点は“本人にしか分からない”


数学のミスはわかりやすい。


しかし英語は…


  • ・どの文法でつまずいているのか

  • ・どの単語を覚えていないのか

  • ・読めない理由が語順の問題なのか

  • ・ヒントが出ても思い出せないのか


これが、外側からは“見えにくい”。


つまり、
“どこを直したら伸びるか”が不透明な教科なんです。


その状態で頑張っても、
空回りしてしまうのは当然。



●【理由④】“復習の質”が保証されていない


英語が伸びる子は例外なく、
「復習の仕方」がうまい子です。


逆に伸びない子はこう言います。


「復習って何すればいいの?」
「やったけど覚えてるか分からない」
「何をどこまでやればいいか分からない」


塾では授業は提供できても、
「その後の復習の管理」は十分にできない。


つまり、
伸びるかどうかは結局“家での学習の質”にかかる。



●【理由⑤】“間違えた問題”が次に活かされていない


英語は
間違えた問題を“どう直すか”がすべて。


しかし、


  • ・間違いを記録していない

  • ・どこでミスしたか忘れる

  • ・本番で同じミスを再びする


これが繰り返される。


塾でも参考書でも、
“間違えた瞬間の記録”や
“再チェックの仕組み”までは作れない。


だから伸び悩む。



●【結論】塾や参考書が悪いのではなく

英語はそもそも「仕組み」がないと伸びない教科


  • ・英語は知識を「聞くだけ」で習得できない

  • ・個人の弱点がバラバラすぎて授業形式では対応しにくい

  • ・家での復習の質を自分で保証できない

  • ・間違えた問題を繰り返し直す仕組みが必要

  • ・“定着の管理”ができる学習じゃないと伸びない


これが“本当の理由”。


生徒のせいでも、
塾のせいでも、
参考書のせいでもありません。


ただ――
英語だけは、学習に「仕組み」が必要な教科なんです。



●【ではどうすれば伸びるのか?】


答えはひとつ。


「自分の弱点を見える化し、
間違えた問題を“確実に直す仕組み”を作ること。」


これができれば、
誰でも伸びる。
才能は関係ない。


そしてこの“仕組み”の重要性こそ、
次の回でさらに深掘りしていきます。



◎ 子どもたちへのメッセージ


英語が伸びないのは、
頑張っていないからでも、
頭が悪いからでもありません。


英語は、“やり方”に左右される教科。
“仕組み”が整えば、
あなたは必ず伸びます。


これまでの勉強がムダだったわけではありません。
むしろ――
“これからどう学ぶか”で未来は大きく変わります。



◆まとめ


  • ・英語は授業だけで完結しない教科

  • ・個人差が大きいので“全体授業”と相性が悪い

  • ・弱点が本人にしか見えない

  • ・復習の質がバラバラ

  • ・間違えた問題を直す仕組みが必要

  • ・英語を伸ばすには“仕組みづくり”がすべて

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