「学校に行きたくない朝」に、考えてほしいこと
朝起きて、制服を見て、
「…行きたくないな」
そんな気持ちになる日、誰にだってあります。
理由は色々。
勉強がしんどい、友達と気まずい、昨日ちょっと嫌なことがあった…。
そういうとき、頭の中では“休む理由”を一生懸命考え出します。
・お腹痛いってことにしようかな
・今日は○○があるしな…嫌だな
・どうせ行っても意味ないし
不思議なことに、「休む理由」はいくらでも出てくるのに、
「行く理由」はなかなか出てこないんですよね。
でも、それって本当は逆なんです。
■「どうしたら行けるか」を考えてみよう
学校に行くこと自体が大きな山に思えても、
一歩一歩、小さく分けて考えれば少し気持ちが軽くなります。
たとえば、
-
・まずは顔を洗ってみる
-
・5分だけ制服を着てみる
-
・外の空気を吸ってみる
-
・玄関まで出てみる
こうやって「まずはここまでやってみよう」を積み重ねると、
気づけば学校に着いていたりすることもあります。
■ 自分にかける“言葉”を変えてみる
「今日もだるい」「どうせまた…」
そういう言葉は、自分をどんどん後ろに引っ張ります。
でも、こんな風に言いかえてみたらどうでしょう?
-
・「今日はちょっとだけ頑張ってみよう」
-
・「行ったら意外と何とかなった、って思えるかも」
-
・「○時間経てば終わるし」
-
・「○○だけでもやってみよう」
言葉を変えるだけで、不思議と気持ちが少し動き出します。
■ 行きたくない理由があっても、行く理由はもっとある
行きたくない理由が「1つ」でも、
行く理由は「10個」あるかもしれない。
-
・友達とちょっとだけ話すのが楽しい
-
・好きな先生の授業がある
-
・お弁当が楽しみ
-
・行ったら安心するかもしれない
小さな“楽しみ”や“いつもの日常”が、
実は「行ってよかった」に変わる種だったりします。
■ 最後に
「行きたくない」その気持ちを否定しなくていいんです。
でも、そこから一歩でも動けたとき、自分ってすごいなって思えるはず。
今日一日がうまくいかなくてもいい。
でも、「今日はやってみよう」と思えたその気持ちが、
きっと明日の自分を少し強くしてくれます。
学校に行く理由、今日も1つだけ見つけてみよう。