塾長ブログ

2025/04/15
ブログ

子どもが“なりたい職業”を選ぶために必要なこと

最近の「子どもがなりたい職業ランキング」を見ると、
医師、看護師、公務員、会社員といった定番に加えて、
YouTuberやVTuberなどの新しい職業も上位にランクインしています。


こうした職業を子どもたちが挙げる理由は、
身近にその職業の存在があるから。
テレビやネット、親の話、学校の先生、そういった「見聞きした世界」の中でしか選択肢を持てていないのが実情です。



■知らない世界は“なりたい”と思えない


たとえば「起業」という選択肢。
子どもたちの多くは、そもそも「起業って何?」という状態です。

でも今の時代、AIやテクノロジーの進化により、
今ある職業が10年後も存在するとは限らない。

反対に、まだこの世に存在しない職業が未来の“花形”になる可能性だってあるのです。



■未来を生きる子どもたちに必要なのは「想像力と行動力」


将来を考えるとき、これからの時代に必要なのは、
「選ばれた職業に就く」ことよりも、
「自分で選び、自分で創っていく」力。


つまり、職業を“与えられる”側から、“創り出す”側に回る発想が必要になるということです。


それには、日々の学びや経験も大切ですが、
もっと大切なのは「こんな大人になりたい」と思わせてくれる存在。



■子どもは“大人の背中”を見て育つ


「仕事=大変そう」
「会社=つまらなそう」
「社会=我慢の世界」


そんなイメージを子どもが持ってしまうのは、
大人が楽しそうに働く姿を見せていないからかもしれません。


大人が本気で、楽しそうに、時に苦労しながらもやりがいを持って働いている姿こそ、
子どもたちにとって最高のキャリア教育です。



■まとめ:選択肢を増やすのは、大人の責任かもしれない


子どもたちが「なりたい職業」を見つけるためには、
もっともっと世の中を知る必要があります。

そのために、まずは身近な大人が、“仕事って面白い”という姿を見せること。


未来を担う子どもたちに、
「知らないから選べない」ではなく、
「たくさんの中から選べる」豊かな発想を与えていきたいですね。

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