塾長ブログ

2025/05/02
ブログ

授業直後の時間、どう使っていますか?

学校でも塾でも、授業が終わった直後に何をしていますか?
よく見かける光景としては――


・すぐにスマホを手にしてゲームやSNSの話で盛り上がる
・「疲れた〜」と机に突っ伏して寝てしまう
・勉強道具を片付けながら、すぐに次のことに意識が飛んでいく


もちろん、休み時間ですから何をしても自由です。
しかし、授業が終わった“その瞬間”の時間の使い方が、学力の伸びを左右することもまた事実です。



■「わかったつもり」で終わっていないか


授業を受けた直後というのは、一番理解した“気分”になっているタイミングでもあります。
だからこそ、その理解が「本当に自分の力になっているか」確認するベストタイミングでもあるのです。


・今の授業、何が大事だった?
・公式やキーワードをもう一度自分で言える?
・友達に説明できる?


この数分の“振り返り”があるかないかで、知識の定着度は格段に変わってきます。



■少しのディスカッションが記憶を深める


「授業で出てきたあの問題、どうだった?」
「私はこう考えたんだけど、そっちは?」

そんな軽い会話でも、学びが頭にしっかり根づくチャンスになります。


授業で得たことをアウトプットすることで、
“自分のものにする”プロセスがスタートするのです。



■自由な時間こそ「使い方の差」が出る


成績が伸びる生徒とそうでない生徒、
その差は授業の“外の時間”の使い方にあらわれます。


ほんの3分でいい。
授業後に「今の授業、何を学んだ?」と振り返ってみる。
あるいは、関連することを調べてみる。
それだけで、次に繋がる学習の土台ができあがります。



■まとめ


・授業直後は、知識が一番新鮮な状態
・その瞬間に振り返ることで、記憶が定着する
・友達との会話を「勉強トーク」に変えることで学びは深まる
・自由時間こそ、成長のチャンス


勉強は授業時間だけで完結しません。
授業の“あと”こそが、学力の差を生むゴールデンタイムなのです。

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