授業直後の時間、どう使っていますか?
学校でも塾でも、授業が終わった直後に何をしていますか?
よく見かける光景としては――
・すぐにスマホを手にしてゲームやSNSの話で盛り上がる
・「疲れた〜」と机に突っ伏して寝てしまう
・勉強道具を片付けながら、すぐに次のことに意識が飛んでいく
もちろん、休み時間ですから何をしても自由です。
しかし、授業が終わった“その瞬間”の時間の使い方が、学力の伸びを左右することもまた事実です。
■「わかったつもり」で終わっていないか
授業を受けた直後というのは、一番理解した“気分”になっているタイミングでもあります。
だからこそ、その理解が「本当に自分の力になっているか」確認するベストタイミングでもあるのです。
・今の授業、何が大事だった?
・公式やキーワードをもう一度自分で言える?
・友達に説明できる?
この数分の“振り返り”があるかないかで、知識の定着度は格段に変わってきます。
■少しのディスカッションが記憶を深める
「授業で出てきたあの問題、どうだった?」
「私はこう考えたんだけど、そっちは?」
そんな軽い会話でも、学びが頭にしっかり根づくチャンスになります。
授業で得たことをアウトプットすることで、
“自分のものにする”プロセスがスタートするのです。
■自由な時間こそ「使い方の差」が出る
成績が伸びる生徒とそうでない生徒、
その差は授業の“外の時間”の使い方にあらわれます。
ほんの3分でいい。
授業後に「今の授業、何を学んだ?」と振り返ってみる。
あるいは、関連することを調べてみる。
それだけで、次に繋がる学習の土台ができあがります。
■まとめ
・授業直後は、知識が一番新鮮な状態
・その瞬間に振り返ることで、記憶が定着する
・友達との会話を「勉強トーク」に変えることで学びは深まる
・自由時間こそ、成長のチャンス
勉強は授業時間だけで完結しません。
授業の“あと”こそが、学力の差を生むゴールデンタイムなのです。