塾長ブログ

2025/06/16
中学生,子育て,親の関わり方,子育て,声かけ・接し方,思春期,信頼関係の築き方

“言い過ぎたかも…”と思った時に親が取るべきフォローとは?

【はじめに】


「つい強く怒ってしまった…」
「感情的になって、あとから後悔している…」


子育てをしていれば、そんな場面は誰にでもあります。
でも大丈夫。子どもとの関係は、その後の“フォロー”次第で、むしろ信頼を深めるきっかけにもなります。


今回は、「言い過ぎた」と感じたときに、親が取るべき信頼回復のための3つのフォロー術をご紹介します。



【なぜ“言い過ぎ”が子どもの心に残りやすいのか?】


✅ 親の言葉は“正しさ”より“感情”が伝わる


「何でそんなことしたの!?」という怒りの声は、
子どもには“自分を否定された”と感じさせることがあります。



✅ 思春期の子は「もう信じてもらえない」と思い込む


中学生になると、自我が強くなり、怒られる=自分がダメな存在と認識されやすくなる時期です。



✅ でも…「言い過ぎた」と気づいた時点で、関係修復のチャンスは始まっています。


【フォロー①:「ごめんね」と素直に謝る勇気を持つ】


大人が謝る姿は、子どもにとって“人間関係の正しい形”を教える最高の教材です。


◆ フレーズ例:
「さっきは言いすぎたね、ごめんね」
「怒った理由はあったけど、言い方が強すぎたと思ってる」


→親が謝ると、子どもも素直になれるきっかけになります。



【フォロー②:「本当はどう思ってたの?」と聞き直す】


感情的な場面では、子どもの“本当の気持ち”が埋もれてしまいがち。
怒ったあとのフォローでこそ、子どもの言葉に耳を傾ける時間を持つことが大切です。


◆ フレーズ例:
「あのとき、どう感じた?ママは気づいてなかったかも」
「パパはすごく心配で言っちゃったけど、○○はどう思ってた?」


対話を再スタートするチャンスになります。



【フォロー③:「あなたのことが大切だから言ったんだよ」と伝える】


子どもは“怒られた理由”が分からないままだと、「嫌われた」「もう信じてもらえない」と受け取ることがあります。


◆ フレーズ例:
「本気で○○のことが心配だったから、つい強く言っちゃった」
「大事だからこそ、伝えたかった。伝え方がよくなかったね」


“根っこは愛情”であることを伝えることで、信頼が回復します。



【まとめ】


子育ては、完璧じゃなくていい。
むしろ、「失敗した後の関わり方」が、親子の絆を深める最大のチャンスになります。


✅言い過ぎたときに親ができる3つのフォロー

  1. 1.「ごめんね」と素直に認めること

  2. 2.子どもの気持ちを改めて“聞き直す”こと

  3. 3.愛情があるからこそだったと、気持ちを伝えること


たとえ怒ってしまっても、
そのあとに“あたたかいフォロー”があれば、関係はもっと強くなるのです。

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