“言い過ぎたかも…”と思った時に親が取るべきフォローとは?
【はじめに】
「つい強く怒ってしまった…」
「感情的になって、あとから後悔している…」
子育てをしていれば、そんな場面は誰にでもあります。
でも大丈夫。子どもとの関係は、その後の“フォロー”次第で、むしろ信頼を深めるきっかけにもなります。
今回は、「言い過ぎた」と感じたときに、親が取るべき信頼回復のための3つのフォロー術をご紹介します。
【なぜ“言い過ぎ”が子どもの心に残りやすいのか?】
✅ 親の言葉は“正しさ”より“感情”が伝わる
「何でそんなことしたの!?」という怒りの声は、
子どもには“自分を否定された”と感じさせることがあります。
✅ 思春期の子は「もう信じてもらえない」と思い込む
中学生になると、自我が強くなり、怒られる=自分がダメな存在と認識されやすくなる時期です。
✅ でも…「言い過ぎた」と気づいた時点で、関係修復のチャンスは始まっています。
【フォロー①:「ごめんね」と素直に謝る勇気を持つ】
大人が謝る姿は、子どもにとって“人間関係の正しい形”を教える最高の教材です。
◆ フレーズ例:
「さっきは言いすぎたね、ごめんね」
「怒った理由はあったけど、言い方が強すぎたと思ってる」
→親が謝ると、子どもも素直になれるきっかけになります。
【フォロー②:「本当はどう思ってたの?」と聞き直す】
感情的な場面では、子どもの“本当の気持ち”が埋もれてしまいがち。
怒ったあとのフォローでこそ、子どもの言葉に耳を傾ける時間を持つことが大切です。
◆ フレーズ例:
「あのとき、どう感じた?ママは気づいてなかったかも」
「パパはすごく心配で言っちゃったけど、○○はどう思ってた?」
→対話を再スタートするチャンスになります。
【フォロー③:「あなたのことが大切だから言ったんだよ」と伝える】
子どもは“怒られた理由”が分からないままだと、「嫌われた」「もう信じてもらえない」と受け取ることがあります。
◆ フレーズ例:
「本気で○○のことが心配だったから、つい強く言っちゃった」
「大事だからこそ、伝えたかった。伝え方がよくなかったね」
→“根っこは愛情”であることを伝えることで、信頼が回復します。
【まとめ】
子育ては、完璧じゃなくていい。
むしろ、「失敗した後の関わり方」が、親子の絆を深める最大のチャンスになります。
✅言い過ぎたときに親ができる3つのフォロー
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1.「ごめんね」と素直に認めること
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2.子どもの気持ちを改めて“聞き直す”こと
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3.愛情があるからこそだったと、気持ちを伝えること
たとえ怒ってしまっても、
そのあとに“あたたかいフォロー”があれば、関係はもっと強くなるのです。