SDGsとエネルギーの関係 ~持続可能な未来のために、今できること~
◆ そもそも「SDGs」って何?
ニュースや学校でもよく聞く「SDGs(エスディージーズ)」。
これはSustainable Development Goalsの略で、
「持続可能な開発目標」という意味です。
世界中の人が、地球と共によりよく生き続けていくための目標として、
国連が2030年までに達成したいと掲げた17の目標です。
◆ エネルギーが関係するSDGsはどれ?
実は、エネルギーに関わる目標は複数あります。
代表的なのがこちら:
◎目標7:「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」
世界中の人が、安全で安定した、環境にやさしいエネルギーを
使えるようにすることが目標です。この目標には、こんな意味がこめられています:
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・電気の通っていない地域にもエネルギーを届けたい
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・石油や石炭などに頼らず、自然の力(再生可能エネルギー)を使いたい
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・エネルギーをムダにしない使い方を広げたい
◎目標13:「気候変動に具体的な対策を」
エネルギーの使い方が、地球温暖化に影響していることを意識する必要があります。
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・二酸化炭素(CO₂)をなるべく出さない
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・電気を作るときのしくみを見直す
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・自然災害に強い社会をつくる
◎目標9:「産業と技術革新の基盤をつくろう」
◎目標11:「住み続けられるまちづくりを」
エネルギー技術の進化は、未来の産業やまちづくりにも直結します。
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・スマートシティ(エネルギーを賢く使う町)
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・電気自動車・水素エネルギーの普及
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・発電所や電線を安全・効率的に整備すること
◆ 私たちができることは?
SDGsと聞くと、「大きなことすぎて無理」と思うかもしれませんが、
実は小さなことの積み重ねがとても大事なんです。
★ たとえば、こんなことから
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・電気をこまめに消す
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・エアコンの温度を見直す
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・使っていないコンセントを抜く
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・家族で再生可能エネルギーの電力会社に切り替えることを話す
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・学校の自由研究で「エネルギー問題」をテーマにする
◆ エネルギーの未来は「選び方」にかかっている
私たちは今、「どんなエネルギーを選ぶか」という
未来を決める選択の途中にいます。
石油や石炭のようにCO₂をたくさん出すエネルギーか、
太陽・風・水・地熱のような自然の力を活かす再生可能エネルギーか。
どんな選択が未来にとって「やさしい」かを考えることが、
SDGsの実現にもつながっていくのです。