塾長ブログ

2025/08/02
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SDGsとエネルギーの関係 ~持続可能な未来のために、今できること~

◆ そもそも「SDGs」って何?


ニュースや学校でもよく聞く「SDGs(エスディージーズ)」。
これはSustainable Development Goalsの略で、
「持続可能な開発目標」という意味です。


世界中の人が、地球と共によりよく生き続けていくための目標として、
国連が2030年までに達成したいと掲げた17の目標です。



◆ エネルギーが関係するSDGsはどれ?

実は、エネルギーに関わる目標は複数あります
代表的なのがこちら:


◎目標7:「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」


世界中の人が、安全で安定した、環境にやさしいエネルギー


使えるようにすることが目標です。この目標には、こんな意味がこめられています:

  • ・電気の通っていない地域にもエネルギーを届けたい

  • ・石油や石炭などに頼らず、自然の力(再生可能エネルギー)を使いたい

  • ・エネルギーをムダにしない使い方を広げたい



◎目標13:「気候変動に具体的な対策を」


エネルギーの使い方が、地球温暖化に影響していることを意識する必要があります。


  • ・二酸化炭素(CO₂)をなるべく出さない

  • ・電気を作るときのしくみを見直す

  • ・自然災害に強い社会をつくる



◎目標9:「産業と技術革新の基盤をつくろう」


◎目標11:「住み続けられるまちづくりを」


エネルギー技術の進化は、未来の産業やまちづくりにも直結します。


  • ・スマートシティ(エネルギーを賢く使う町)

  • ・電気自動車・水素エネルギーの普及

  • ・発電所や電線を安全・効率的に整備すること



◆ 私たちができることは?


SDGsと聞くと、「大きなことすぎて無理」と思うかもしれませんが、
実は小さなことの積み重ねがとても大事なんです。



★ たとえば、こんなことから

  • ・電気をこまめに消す

  • ・エアコンの温度を見直す

  • ・使っていないコンセントを抜く

  • ・家族で再生可能エネルギーの電力会社に切り替えることを話す

  • ・学校の自由研究で「エネルギー問題」をテーマにする



◆ エネルギーの未来は「選び方」にかかっている


私たちは今、「どんなエネルギーを選ぶか」という
未来を決める選択の途中にいます。


石油や石炭のようにCO₂をたくさん出すエネルギーか、
太陽・風・水・地熱のような自然の力を活かす再生可能エネルギーか。
どんな選択が未来にとって「やさしい」かを考えることが、
SDGsの実現にもつながっていくのです。

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