塾長ブログ

2025/05/07
ブログ

家では覚えられない?塾で覚えたいと言う生徒たちの心理とは

「英単語や漢字を塾で覚えたいです」
そんなことを言ってくる生徒は意外と多いものです。


「家だとやる気が出なくて……」
「塾だと集中できるんです」

たしかに、塾では一生懸命覚えようと努力するのに、家ではなかなか気が進まない。
では、それはいったいなぜなのでしょうか?



■ 家は「くつろぎの場」、塾は「やる場」


まず第一に、家という場所が“リラックス空間”であることが挙げられます。
テレビ、スマホ、お菓子、ベッド、家族の声……誘惑が多く、「やるモード」になりづらい。


一方で塾は、“勉強するために来る場所”として自分の中で位置づけられており、自然と「スイッチ」が入る環境でもあります。
周りの生徒が頑張っている姿も刺激になります。



■ 集中できる「空気」がある


人間は意志の力よりも、「環境」に大きく左右される生き物です。
塾に来るだけで、机に向かって自然と集中できる“空気感”がある。
これは勉強を進める上で非常に大きなメリットです。


また、「先生に見られている」「やらなきゃいけない」という適度な緊張感も集中力を後押しします。



■ 家では“今すぐやらなくてもいい”が生まれがち


家にいると、「あとでやればいいや」という気持ちが湧きやすい。
一方で塾に来れば「今やるしかない」という時間の区切りがあります。
この“今やる”という意識が、勉強の質をグッと高めているのです。



■ 家でできないことを無理にやろうとしない戦略もアリ


もちろん、本来は家でもしっかり覚えるのが理想です。
けれど、どうしても家ではできないなら、塾をフル活用すればいいのです。


塾にいる時間に集中して単語や漢字を覚える。
「覚えるのは塾」「復習は家」など、場所によって役割を分けるのも一つの作戦です。



■ まとめ


・家はくつろぎの場、塾は集中できる場
・塾の空気や緊張感が「やる気スイッチ」を入れる
・家だと“今やらなくてもいい”が生まれてしまう
・場所ごとの使い分けで効率よく学習しよう


塾で「覚えたい」と言えるのは、むしろ良いこと。
その集中力をどう日常に落とし込むか、少しずつ工夫していけば、“学びの習慣”が自分の力に変わっていきます

一覧に戻る