風の正体って何? ~目に見えないけど感じる“風”のふしぎ~
「風ってなに?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?
外に出ると、木がゆれたり、髪の毛がなびいたり、
顔に「フッ」と何かが当たる感覚…そう、それが風です。
でも、「風の正体は何か知ってる?」と聞かれたら、
答えるのがちょっとむずかしいですよね。
今日は、そんな風の正体について、わかりやすくお話します!
風の正体は「空気のうごき」
風とは、空気が動くこと。
もっとくわしく言えば、気圧(きあつ)のちがいによって、空気が動くことです。
空気には目に見えないけれど重さがあります。
この空気の重さが「気圧」と呼ばれています。
なぜ空気が動くの?
たとえば、暑い日に地面が太陽であたためられると、
地面の近くの空気もあたたまって上にのぼっていきます。
するとそこに空気が足りなくなるので、まわりの空気がスーッと入ってくる。
これが「風」として私たちの肌に当たるんです。
つまり、
-
・あたたかい空気はうえへ
-
・すずしい空気はしたへ
-
・空気はすきまをうめようとして動く
この動きが風の正体なんです!
強い風、弱い風のちがいは?
風の強さは、「どれくらい気圧の差があるか」で決まります。
気圧の差が大きいほど、空気は勢いよく動く=強風になります。
台風のときなどは、気圧の差がとても大きくなるので、
強い風が吹いて大変なんですね。
風は見えないけど、たしかに“ある”
風って、目に見えません。
でも、木をゆらしたり、風車を回したり、風鈴を鳴らしたり、
「風があるな」って感じることができますよね。
この「見えないけど、ちゃんとある」って、ちょっと不思議でおもしろいと思いませんか?
自由研究のヒントにも!
この風のふしぎは、自由研究のテーマにもぴったりです。
たとえば…
-
・ビニール袋で風をつかまえてみる
-
・風で動くおもちゃをつくってみる
-
・いろんな時間や場所で風の強さを調べてみる
など、「風とあそぶ」ことで、科学への興味がグッと広がりますよ!
おわりに|風は自然からのメッセージ
風は、地球が生きている証(あかし)とも言えます。
空気が動いているからこそ、私たちはすずしくなれたり、天気の変化を感じたりできるんです。
風の正体を知ると、空のこと、地球のことがもっと好きになるかもしれません。
今度風を感じたら、「どうして今、風が吹いたのかな?」とちょっと考えてみてくださいね。