塾長ブログ

2025/11/27
学習習慣,モチベーション,メンタルサポート,勉強しない悩み,勉強に集中するコツ

知ってますか? “失敗”を利用する敵、“完璧主義” (シリーズ第4回:自分に勝つ7つのレッスン)

◆ 敵は、あなたが“完璧を求める瞬間”を狙っている


例えばこんなこと、ありませんか?

  • ・勉強をやり始めたが、うまくいかない → 気持ちが折れる

  • ・ちょっと手を抜いたらミスして → もう全部イヤになる

  • ・問題1つを間違えた瞬間 → 勉強する気がゼロになる


これらは全て、
敵があなたの“完璧主義”を利用している証拠 です。


なぜなら敵は知っています。


人は、完璧を目指すほど折れやすい
折れた人は、行動しなくなる


だから敵はこうささやきます。


  • ・「ミスしたね?ほら、無理なんだよ」

  • ・「完璧にできないならやらなくていいよ」

  • ・「今日はもうダメだ。明日からやれば?」


これが最大の罠なんです。



◆ 完璧主義は“強さ”ではなく“弱さ”


多くの子はこう思っています。


「完璧を求める自分はストイックだ」
「本気を出している証拠だ」


いいえ、違います。


完璧主義の正体は――
“失敗が怖い人”が作り上げる殻(から) です。


完璧でなければ認められない。
ミスしたら価値がない。
途中でつまずくくらいなら、初めからやらない方がラク。


その結果、
一歩を踏み出せない人間になってしまいます。



◆ 完璧主義者が必ず落ちる“最悪のループ”


完璧主義には恐ろしい流れがあります。


  1. 1.完璧を目指す

  2. 2.少しでもうまくいかない

  3. 3.落ち込む

  4. 4.行動できなくなる

  5. 5.成績が落ちる

  6. 6.「やっぱりダメだ」と思う

  7. 7.また完璧を目指す(→①に戻る)


このループから抜け出さない限り、
成績は絶対に上がりません。


敵は、このループが大好き。
あなたが勝手に自滅してくれるからです。



◆ 敵の弱点:完璧じゃなくても動く人には勝てない


ここで重要な真実を1つ。


完璧主義の反対は“適当”ではない。
完璧主義の反対は“前に進む勇気”だ。


完璧じゃなくても、
少しずつでも、
下手でも、
間違いだらけでも、


前に進む人が最強なんです。


敵は「行動し続ける人」には絶対勝てません。



◆ 完璧主義に勝つ3つの技


■ ①「70点でOK」と決める


勉強は「100点じゃないと意味がない」と思ったら終わり。

  • ・7割理解できたら十分

  • ・7割覚えられたら上出来

  • ・7割の努力が積み重なると100点になる


7割主義は最強の習慣です。


■ ② できる範囲を“見える化”する


完璧主義者は「何からやるか」が見えていません。

  • ・英語は“今日の範囲だけ”

  • ・数学は“問題3問だけ”

  • ・国語は“漢字10個だけ”


小さく区切ると、敵は何も言えなくなります。



■ ③ ミスを“材料”として利用する


敵はミスを利用して心を折ろうとしますが——
逆にミスは“成長の宝”です。

  • ・間違えた問題

  • ・分からなかった部分

  • ・時間がかかった問題


これが“伸びるサイン”。
あなたの弱点が見えることは、むしろラッキーなんです。



● 子どもたちへのメッセージ


完璧にやる人は強そうに見えます。
でも、本当に強い人は――


完璧じゃなくても進み続ける人です。


ミスも、失敗も、つまずきも、
全部あなたを前に進める力になります。


敵のささやきにこう言ってやりましょう。


「完璧じゃなくていい。進み続けるのが俺だ。」
「私は、失敗では止まらない。」


その瞬間、あなたは敵の罠から抜け出します。
そして未来は動き出します。



●まとめ


  • ・敵はあなたの“完璧主義”を利用して心を折る

  • ・完璧主義は強さではなく“行動を止める罠”

  • ・70点主義・小さく区切る・ミスを材料にすることで必ず勝てる

  • ・動き続ける人こそ、最強である

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